夏の積丹や余市には、釣りに興味ある方や魚好きな方のほかには意外に思われるかも知れませんが、
マグロやブリが北上してきます。
(以前にはもっと北の水域でもブリの幼魚であるフクラギが大量に網に入り、ニュースにもなっていました)
フクラギ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリと大きさや成長によって呼び名が変わる出世魚である
ブリ系(※)の流線型で背が高く、尾びれの大きな魚体はスピードや引きも凄く、
黄色い縞のある姿や、切れ長のメイクをしたような目元は見るからに精悍で、
釣り師にも絶大な人気のある魚種なのではないでしょうか?
※ブリ系であってもヒラマサやシマアジはさすがに北海道では目にしないと思います。
今日は、後志のワイナリーと酒造事業者すべてを訪問した帰りに立ち寄った鮮魚店で、
余市産のブリ(実際にはイナダ程度の大きさ)が柵で売られていたので背の通しを
刺身でいただきました。 しかし、本マグロにも共通する酸味が力強く、
脂が混じり合った味わいは青物のなかでもブリ系ならではのもの。
この味わいの強さと少し乳酸系を思わせる味成分を考えると、
同じ余市町産のワインでも白の爽やかなタイプでは、その味わいや香りに
共通性がなく相性は良くないように思います。
そこで、ツヴァイゲルト・レーベの軽いタイプ、レンベルガーやレゲントのMLFをしたもの、
できれば少し樽香の持たせたものを冷やして合わせると成分濃度や温度的なことにも共通性があり、
ブリの刺身との相性がいい感じになりました。 いろいろとあるなかでも、
薬味はオーソドックスにワサビをごく少量、あるいは味を壊さない程度のニンニクや生姜、
季節を感じさせるミョウガなどが良いようです。
一方で大葉の清涼感はブリとお酒を合わせるときにはイマイチかも知れませんね…。
ワインクラスター北海道では、もうすぐ複数の新たな人材の参加によって、
北海道のワインをさらに美味しく味わえる魅力的な情報発信を行っていく予定です。
どうかお楽しみに!
Though advocacy groups had to file a lawsuit to force the administration to issue the excavate this final rules, ms.