北海道のブドウ畑にも春が訪れています。
樹が冬の眠りから目覚めた証として、
根から水を吸い上げてはポタリと枝の先から落とす、
これがブドウの揚水です。
冬のたくさんの雪は北海道の豊かな水資源となり、
ブドウをはじめ、さまざまな農産物を育みます。
そしてその同じ水を通じて、動物が生きるのでしょう。
だからこそ、同じ地域のワインと食材は合うのだと私は思っています。
春になって、ブドウ畑は一見すると枯れた樹のように見えますが、
枝の先からポタリと雫が落ちるのをみると、
ああ、厳しい冬を乗り越えたのだなと、愛おしい気持ちになります。
この写真は長沼町のマオイワイナリーの山葡萄を撮影したものです。
ちなみに、ブドウの樹から滴る水は肌にもいいとか。
試してみたいものですね。